舞い込んできた猫
それは、24歳の熱い、ある意味とても熱い夏が終わりを告げた頃。
秋の涼しいながらも、少し寂しい感じに似た気持ちでいた私に、
突然、舞い込んできた。
「ねえ、猫飼わない?」
(・・ネコー? ネコか~~。
そういえば、すごい猫が好きだったのに、しばらくその存在を忘れていたな・・。)
小さい頃、近所には沢山の猫がいた。
ベランダで子猫が生まれていたり、
園芸好きの父が荒らす猫と格闘してたり、
学校から帰ってきて、カギっ子だった私にとってはよくよく登場する存在だった。
声をかけてきた友人の友人の知り合いが拾ったというその猫は、
拾った人は一時的に救出した感じで、ずっとは飼えないため里親を探していた。
「なんか、ノラだけど、アメリカンショートヘアーっぽい色らしいよー!」
(まじで~!超好みなんですけどー!)
当時、一人暮らしのアパート住まいだったが、もちろん飼ってはいけない決まり。
だから、ずっとあたり前のようにペットを飼うなんて頭になかったし、断ったりしてたのに、
その時は何故か、前向きに考えていた。
(この部屋に猫がいるって、どんな感じだろう?)
そう、考えだしてる時点で半分もらう気になってるんですよね。
そして、コンクールが終わるまで待ってもらった。
しばらくして、友人は言う。
「・・なんか、大きくなるにつれて、グレーじゃなくて、茶色が混じってきて、
アメショーぽくなくなっちゃったらしいけど・・・、平気?」
「全然かまわないよ、もう飼う気満々だからっ!・・楽しみ!」
そうして、その猫ちゃんは東京の方からはるばるやって来たのだ。
初対面して思った。
(・・・えっ!? ていうか、アメショーのかけらもなく、毛並みもバラバラ、
シッポも短く曲がってる。子ネコってどれも初対面で「カワイイ~!!」って
なるもんだけど・・・。う~ん・・・。これもなにかのめぐり合わせかな・・・。)
そうなんです。
拾われ、遠いつながりの糸をたどって、
初めて連れて来られた未知の場所で、
不安と動揺、興奮にあふれ、
怯え寂しい表情を持ちながらも、
とにかく一生懸命生きて、動きまわっていた。
・・これは、大変だ・・。
そう思いながらも、飼うと決めた以上責任を持って飼うと心に誓った。
ほんの小さい音にでもビクビクして、それでもしっかり躾されてる。
その猫ちゃんを見てると、よっぽど怖い思いをしてきたのかなと感じた。
仕事で家にいる時間が短い私にとって躾が守られてるのはありがたかった。
だから、ここではもう怖がらなくていいんだよ、
いっぱいいっぱい愛してあげる・・!!
そんな気持ちと共に、猫ちゃんとの共同生活は始まった。


(この子が、どんなオトナになったかは、カテゴリ<日記>の
「猫にシャンプー」にて現在の写真を公開してま~す!
よかったら見てやってくださーい!!)




