2008年12月20日

そんな出来事・・!

 できれば・・、あまり思い出したくない、そんな出来事。。





 家に帰ると頭痛がして、少し微熱があるようだった。

 ・・考え込み過ぎて、疲れも溜まり、
   そんな時は温かくして、早く寝るのが一番・・・・。



 夜中に目が覚めた。

 お腹に激痛が走る。

 それとともに寒気が襲う。

 慌て暖房をつけた。

 部屋は暖かくなっても、震えがおさまらない。

  (・・大丈夫、気力で我慢していればそのうち治まるハズ・・)




 今まで感じた事がない震えが全身ガタガタ・・と増していく。


 
 そのうち手が・・!・・手が神経がおかしくなったかのように

 しびれて硬直しはじめた。

 気力も薄れていく・・。

 おかしい・・・、どうしよう!!

 誰か・・・!!!



 もう自分ではどうする事もできなかった。


 時間は夜中の2時過ぎ。


 近くに知ってる人がいてもこんな時間には電話はかけられない!


 

  (・・・お母さーーん!!)




 実家に電話をかけまくった。

 でも出ない!!

 こんな時間では無理もない。




 そんな時は頼りになる長男の兄!

 「・・おかけになった電話は、電波の届かない・・・」

 電源切ってる!!

 
 (寝てる時間は邪魔されたくない、そんな考えの人だ。)




 こうなったら次男の兄しか望みはない。

 「・・・・(ガヤガヤ)・・ん~、どうした~~?」

 兄は実家近くの居酒屋にいた!




 「「・・・・助けて・・!!」」



 「・・・!・・誰か、クルマー!・・とりあえず家に戻るから、
  それまで実家に電話かけ続けろ!」




 数分だった。


 
 そして長男がすぐに対応に回った。




 「・・・なんだか分からないけど、意識だけはしっかり持て!

  親父と話して、とにかく電話は切るな、すぐに行くから!!

  ・・・・・なんで、なんで一人で救急車呼ばないんだっ・・・!」




 寝ぼけた母をたたき起こし、普通なら30分くらいの距離を
 10分ぐらいで部屋にやって来た。




 それと同時に下の兄と共に救急車も到着。




 ・・・ガタガタと震え、遠い意識の中で、

 立ちすくんでいる母と兄。





 「ひどい熱だ、40度近くある。・・この薬を飲んだのか?

  ・・落ち着いて、深呼吸すると震えは治まるから・・・!」





 救急隊に担架で運ばれ、

 あっという間に病院に着いた。




 意識は遠かったが、リアルに覚えている。




 ツラい自分の中に、もう一人冷静な自分がいた。

 (・・・やってしまった。・・迷惑かけないって思っていながら、

  一番とんでもない迷惑をかけてしまった・・・。)




 まさか自分がこんな目に合うとは思いもしなかった。。




 結局、検査上の異常はなく点滴を打ちベットで休んだ。




  (<熱性けいれん>みたいな感じだったのかな。

   急に体温が上がると震えるらしい、とだいぶ後になって知った。)




 手が痺れ麻痺した時には、やばいと思った。


 (・・手が、手がおかしくなったら、仕事ができなくなる・・!

  私はこの手で働かないと・・・!!

  この手が使えなくなったら私のとり得も、やりがいも、

  人生の意味さえなくなってしまう・・・!!!)

   ((↑そんな事まで考えた!))





 そんな手を、そっと母が握ってくれた。


  (・・お母さん、ごめんね。・・・でも、ありがとう。。)




 そして、病院の廊下から車までの距離を下の兄がおんぶしてくれた。。



 実家に帰ると父が起きて待っていた。



 「・・・心配かけて、ごめんなさい。。」




 
 そしてそれから二晩、38度を超える高熱にうなされた。




 でも、お店が一番忙しい時。

 早く復帰しなければ・・。





 3日目に熱が下がり、

 4日目にはお店に立っていた。



 ・・完全に復活していなくても、



 またひとりの部屋に戻っていた。。



 ・・・この時初めて、ひとり暮らしの寂しさを感じた。



 片隅で、心配そうに見ていた猫ちゃんを抱きしめ、




 また日々の雑踏の中で立ち向かう・・。





 
 「けいれんはコワイな。部屋に入ってお前の姿見た瞬間、

  妹はダメかもしれない・・、と思ったよ。」




 ・・上の兄はそれ以来、夜中でも携帯の電源は落とさないようになった。




 今でも、この時期、体調が悪くなると、この日の事が頭をよぎる。






 でも、チカラになるのは、

 家族のやさしさだったり、

 心配してくれた友人の言葉だったりで、




 それだけで、

 つらい時でも、

 ひとりじゃない、

 ありがたい、

 と思うと、頑張れるものです。






 
 (この出来事とその思いを、何年後かの結婚式中
  
  <母への手紙>で伝える事ができました。

  家族の絆を自分なりに深めるきっかけになったなと、

  今は思っています。)