2010年1月17日

候補地

 
 その小さなテナントの不動産やさんからカギを預かったと、
 知り合いの不動産やさんから連絡が来た。

 そのビルは、地元の人達なら通る抜け道にあり、
 その昔は、一見民家なのに○○ホテル!?な建物がいつの間にか、
 キレイなビルになっていて、3階に空きテナントが2つ。
 まだ何も入ってないままのコンクリート打ちっぱなし。

 がらーん、としてる。

 でも、それまで見てきたテナントよりは悪い感じが全然なかった。

 わりと大きい窓から光が入る。

 窓を開け、外を眺める。。

 ・・ここなら駅から近い。
 ビルの入り口、エレベーター、階段などもキレイ。

 「このぐらいの広さ、ちょうどいいんじゃない?一人でやるなら。」

 旦那が言った。

 ・・・8坪ちょっとなのに、家賃は限界ギリギリ。
  
 でも。。

 「これまで色々な所見てきたけど、こういう所、もうそう無いかも。
  融資が下りるか次第だけど、ここでチャレンジしてもいいと、
  俺は思うよ。・・ここ取られちゃったら後悔しない?」

 電気の通っていないテナントは、窓から入る明かりのみで、
 悩んでいるうち影がかかっていく。。

 もし、ここでやるならシャンプー台はココかな・・。
 セット椅子はこの辺で・・、ここで切る・・。

 ・・あとは内装次第か!

 最終的には融資次第!!
 ご縁があれば通るものは通る、駄目なものは駄目という結果が
 下される。それに委ねてみればいい・・。

 そうとなったら、ここが有力候補地!!!


 ここで内装工事をしたらいくらかかるか。
 次は、見積もりをお願いしなければいけない!


 不動産は世に流れているものだ。
 ココいいな、と思っても早い者勝ち。
 他の人に取られないように、早めにおさえた方がいいと、
 知人不動産やさんは言う。
 不動産やさんの決まり文句だと分かっていながら、
 ここからものすごい早いスピードで事が動き始めるのだった。


 (今現在の私からすると、あの時の1~3ヶ月は人生の中で
  それはそれは濃い時間でした。思い出すのも大変なくらい(笑)
  限りある時間の中で、行動、決断、創造、出会い、全ての感情が
  凝縮されていた。。

  ・・今でも思う。
  我ながら、よく走ってたな・・・、遅いくせに(笑)。)