背伸びした思い。
バリバリ練習していてインターンも終わりの頃。
好きな人と付き合うことができた。
20歳の私には28歳の彼はすごく大人で、尊敬していた。
心が通じ合えた嬉しさと、安心感を得て、
そして、たくさんの影響を受けました。
仕事に対する考え方、社会のルールや、人間関係など。
そして、堅い本を読むようになったり、趣味を増やしたり。
でも3ヶ月も過ぎた頃に思う。
付き合ってるのに、この思いは何・・?
練習終わって会いに行く。
一緒にいる時間は早く過ぎていくもので。
でも・・、別れた後に感じる寂しさが、いつもあった。。
温かくて、優しい人だと思ってた。
でも、本当はすごくクールな人だった。
感情をほとんど表わさない人だった。
友人に相談した。
でも、「どんな違いも強い思いがあれば乗り越えられる!!」
そう思っていた。
そんな頃から、職場の大先生が辞めたりと、仕事の環境状態が
悪くなっていった。
不安定だからこそ頼って支えて欲しいと思う。
けれども、変わらない寂しさ。。
涙ながらに一生懸命伝えた。
そしたら、「俺には無理だ。」と受け入れてもらえず
別れをも告げられてしまう。。
泣きはらした朝、電話が鳴った。
職場の社長が亡くなったと・・・。
その時の私の支え、すべてが崩れていく・・・。
悲しみ、落胆とともに途方に暮れた。
そんな時、離れてる母に電話をしていた。
「・・・何も、なくなっちゃった・・。・・どうしよう・・。」
「・・気持ちだけは、しっかり持ちなさい。」
そんな母の声を聞いて思った。
すべてを失くしてなんかいない。
私には家族がいて、友人達がいる!と!
結局、彼がすぐに「すまなかった。」とよりを戻す。
時間の流れと共に若い私に将来の事を考えなきゃいけない話になった。
悩んだ。
すぐに決めなきゃいけないわけではなかった。
でも・・・。
住む場所、家族環境、仕事環境、すべてが変わってしまう。
私には難しい条件ばかりだった。
そして、母にも相談した。・・そして、こう言った。
「いい人だとは思うけど・・、あなたには<イバラの道>だわ。」と。
「そんなに早くつらい思いはしなくても・・。若いうちは遊びなさい・・!」
19で結婚して20で兄を生んでる母からの言葉は重かった。
そして、私も思った。
どんなに、地位や収入があっても・・・、家族よりも環境よりも
一番に自分を守ってくれるような人でなければ、その<イバラの道>は
耐えられないだろうと・・。
普段からの寂しい思いがあり続けてた状態から考えて・・無理。。
自分にとって、なくてはならない支えだと思って思っていた考えが
少しずつ変わりはじめた。
彼や自分を、客観視しはじめた。
職場は衰退の道を行く中で、プライベートも深刻な状態。。
2年近く経っても、始めに感じた寂しさは変わらなかったのです。
どんなに思いがあっても、変わらないものは変わらない・・・。
でも、私は少しづつ、ひとりになっても大丈夫だと気付き始める。
そうして、彼と会わない日が続いて、私の中に終わりが来たのです。
お店の閉店と重なるようにして、私生活での区切りでもありました。。
友人は言う。
よく頑張ったね、と。
思いが強ければ乗り越えられると話してた時は本当に真剣ですごいなと。
でも、幸せそうには・・、見えなかったよ・・。と。
彼に影響されて、発する言葉も、
「そんなものだよ・・。」とか、冷めて落ち着いてるふうな言動になっていた。
・・完全に背伸びしてた。
年上の彼に近づきたくて、理解したくて。
でも、
「今の yuri が、一番 yuri らしいよ・・!」
そう友人は言ってくれた。
付き合いは片方が背伸びしたって、近づこうとしたって、
相手も、お互いに理解して近づき合わなければ上手くいくわけがないのである。
単純に、同年代と笑い合ったり、意見しあったり、ただ何か感じた事を
素直に表現しあったり、ありのままの自分を受け入れてもらえてる、
そんな時間が久しぶりに楽しくて仕方なかった。
終わり方的には、私が若かったと言われれば、その通りで・・。
でも・・、2年間ずっと寂しさを抱えながら頑張ってた事を分かって
もらえたらなと思う。
そして、少し大人になっていく中で、
今の自分なら、もう少し分かり合えたのかもしれないと思う事もあった。
しかし、あの時出会い、あの時考えるべく人だった、
すべてはタイミングで、ひとつの経験だったのだと思う。
一生懸命出した答えを、くつがえすような事は、私はしたくない。
同じ事を繰り返すのはつらいだけ。
あるとすれば、
ありがとう。
の一言に尽きますね・・・。
忘れているようで、忘れていなかった過去の思い出。
若いなりに、頑張ってたな~(笑)




